②「会社役員を退職した理由。業績低迷と両親の介護が重なった日」

退職

とある会社で役員を務めていた私は、低迷する業績に何とか抗おうとしていました。

本業一本では先が見えている。
だからこそ、本業を軸にした新たなサイドビジネスの提案を何度も会議に出しました。

しかしそのたびに、

「本業の邪魔になる」

と受け入れてもらえない。

オーナーや社長と対立する構図が続きながらも、私はあきらめるつもりはありませんでした。

そんな時でした。

昨年11月、母が脚の静脈弁不全で入院。
さらに12月、胃がん手術を控えていた父がギラン・バレー症候群で緊急入院。長期入院の様相でした。

同居している甥は「大丈夫」と言ってくれていましたが、月に一度様子を見に帰るたび、現実はそう甘くないと感じていました。

母の認知症も進み始め、同じ話を何度も繰り返す。
今年は近年まれに見る大雪。

不安だけが積み重なっていきました。

仕事を続けながら、最善の答えを探す日々。

そんな中、会社役員の担当変更の話が持ち上がります。

「今が区切りかもしれない。」

口に出した瞬間、覚悟が決まりました。
精神的に楽になったのは事実です。

事情もあり、会社とは円満退職となりました。

実は私は、60歳定年を迎える予定でしたが、会社都合で前倒し退職。
その後、失業保険を受給し再雇用で復職していました。

再度退職した場合、給付の復活が可能。
所定給付日数は330日。満了は8月30日。

最低限の生活基盤は確保できる。

そう判断し、雪の多い時期だけでもと、北海道へ飛びました。

今後どうするかは、状況を見て決めようと思っていました。

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