⑫「父の面会日。回復と現実のあいだで」

介護

毎週月曜日は父の入院する病院へ面会へ向かう日です。甥っ子も私も月曜を絡むように休日シフトを組んで予定しています。

父は昨年11月中旬に全く動けなくなり医大へドクターヘリで搬送されて一命を取り止めました。ギランバレー症候群という病名です。

**ギランバレー症候群(ギラン・バレー症候群)**は、体の免疫が自分の神経を攻撃してしまう病気で、急に手足の力が入らなくなるのが特徴。

呼吸筋が弱って人工呼吸器が必要になるほど重症でした。つまり自呼吸ができないレベル。手足も全く動かず一時はこれで終わりなんじゃないかと思うほど。しかし4か月たった今、車いすに座って移動できるまでになりました。しかし嚥下反射も弱まり喉を切開しチューブが付いていて食べる楽しみも無くなり声を発することもできない中、大好きな野球中継を頼りに懸命に治療に取り組んでいるようです。

一日3度のリハビリがあって都度15分立位でいなければならないと教えてくれました。

なんと15分も立てるようになったのだと驚きました。

声を発することは出来ないので意思の表現は小さなホワイトボードに達筆な字であれこれ書いて見せてきます。

雪は大分解けたか?

ここの病院は〇〇〇名の入院患者がいるよ!

母を見て鞄を肩から掛けないとバランスを崩して転ぶよ!

等々

本来は昨年12月初めに胃癌の手術をする予定だったのですがその直前に現在の症状になってしまい、手術は実施できておらずなのですが体力が戻らないとなんとも難しいとのこと。

本人も家族に迷惑はかけたくないので延命治療は希望しないとか言っているようですが、家族としては今のまま少しづつでも良くなって一度でも家に戻れたらなと思う次第です。

本人の希望、家族の希望、本人の尊厳、残される家族の思い。

とても難しい問題に向き合わなければならない。

そう分かっているようで、まだ分かりたくない。

それが今の正直な気持ちです。

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